編み物は、時間をかけて少しずつ作品を仕上げていく、非常にリラックスしたクリエイティブな活動です。日本でも人気のある趣味ですが、英語が得意であればさらなる楽しみへと繋がるチャンスがあります。海外のパターンや動画チュートリアルが利用できるようになりますし、国際的な編み物コミュニティに参加することもできます。このガイドでは、英語での編み物の基本用語とテクニック、そしてそれをマスターするためのステップをご紹介します。
基本用語
編み物を始める際、基本的な用語を理解することが不可欠です。以下の用語は、どんな編み物プロジェクトでも頻繁に見かける重要な単語です。
1. Yarn (糸)
英語で「yarn」は編み物の糸を指します。種類は豊富で、それぞれの太さや素材によって作品の仕上がりに影響を与えます。「Worsted」、「Bulky」、「Fingering」などは糸の太さを表します。
2. Needles (針)
「Needles」は編み針のこと。ストレートニードルやサーキュラーニードル、ダブルポイントニードルなどがあります。プロジェクトに最適な針を選ぶことが鍵です。
3. Cast On (作り目)
編み物を始める際、最初に「Cast On」技法を使って作り目を作る必要があります。これは作品の基礎となる非常に重要なステップです。
4. Knit & Purl (編む & 裏編み)
「Knit」は表編みのことで、「Purl」は裏編みを指します。これらの基本的なステッチをマスターすることで、あらゆる模様を作り出すことができます。
5. Bind Off/ Cast Off (伏せ目)
作品を完成させるときには「Bind Off」または「Cast Off」を行います。これは糸を決してほどけないようにするための技法です。
基本テクニック
編み物を楽しむために理解しておくべき基本技術をいくつか紹介しましょう。
ガーター編み
ガーター編み(garter stitch)は、編み物を始めたばかりの人にとって理想的な模様です。すべての行を「Knit」ステッチで編むことで作られる、シンプルで柔軟性が高い編み方です。ガーター編みは非常にベーシックで、最初のスカーフやブランケットに適しています。
ストックinette編み
ストックinette編み(stockinette stitch)は、表編みと裏編みを交互に編むことによって作られる模様です。表側は滑らかな面、裏側は凹凸のある面になる、典型的なテクスチャを持った編み方です。服やアクセサリーによく使われます。
リブ編み
リブ編み(ribbing stitch)は、非常に伸縮性のある模様で、裾や袖口によく使用されます。KnitとPurlを一定の割合で交互に編むことによって作られます。1×1リブ(K1, P1)、2×2リブ(K2, P2)などが一般的です。
ケーブル編み
ケーブル編み(cable knit)は一見複雑そうに見えますが、実際には基本の編み方を応用したものです。針に一度に複数目をかけて編み目を交差させることで、ロープのように見える模様を作り出します。
英語で楽しむ編み物に向けてのステップ
パターンの読み方を習得する
英語のパターンは最初は難しく見えるかもしれませんが、用語や略語を理解することで驚くほど簡単になります。例えば、「k2tog」は「2目一度に表編み」という意味です。
英語の編み物コミュニティを活用する
オンラインで編み物に関する英語のフォーラムやFacebookグループに参加すると、他の編み師たちと交流する機会が得られます。質問したり、他人の作品を見てインスピレーションを得たりすることができます。
動画チュートリアルを観る
YouTubeやオンラインコースは、ビジュアル教材として非常に有効です。主に視覚的に学ぶことができ、多くの異なる視点から技術を学ぶことができます。
スタートするためのおすすめプロジェクト
初心者の方が英語の編み物に挑戦するには、スカーフやブランケットのようなシンプルなプロジェクトがおすすめです。それから、少しずつ難易度を上げ、帽子やセーターに挑戦するとよいでしょう。
編み物は技術を磨くごとに奥が深くなりますが、そのプロセス自体が大きな喜びを与えてくれます。英語の資料やコミュニティを活用することで、さらに幅広い知識を得ることができ、多くのインスピレーションを得ることができるでしょう。まずは基本用語とテクニックをしっかりとマスターして、楽しい編み物ライフを始めてみてください!
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