かぎ針編みは、初めての方でも始めやすい手芸の一つです。今回は、初心者でも挑戦しやすい、かぎ針で編むおしゃれな手作り帽子の簡単なレシピをご紹介します。このブログでは、基本的な編み方から、帽子の形を整えるポイントまで丁寧に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
必要な道具と材料
まず、かぎ針編みの帽子を作るための基本的なツールと材料を揃えましょう。
- 毛糸:アクリルやウール混紡の毛糸をおすすめします。初めての方には、扱いやすい太さの4号〜6号くらいのものが良いです。
- かぎ針:使用する毛糸に合ったサイズのかぎ針。毛糸のラベルに推奨サイズが記載されているので、そちらを参考に。
- はさみ:糸を切るため。
- 目数リング(ステッチマーカー):編み進める際の目印として使用。
- メジャーまたは定規:サイズを測るために使います。
基本の編み方の紹介
帽子を編むにあたって、まずは基本の編み方を知っておくことが重要です。ここでは、特に重要な3つの編み方を紹介します。
鎖編み(くさりあみ)
鎖編みは、かぎ針編みの基本中の基本です。糸をかぎ針にかけて引き抜く、これを必要な回数繰り返して長さを調整します。帽子の最初の輪を作る際に使います。
- 糸を指に掛けて、始点を作ります。
- かぎ針をその糸に通し輪を作ります。
- 糸をかぎ針にかけて引き抜く動作を繰り返します。
細編み(こまあみ)
初心者におすすめの基本的な編み方で、しっかりとした生地ができます。
- 鎖編みの次の目に針を入れます。
- 糸をかけて引き出します。
- もう一度糸をかけて、2本のループを一気に引き抜きます。
長編み(ながあみ)
この編み方は少し高さを出したいときに便利です。
- まず一度糸をかぎ針に掛けます。
- 目に針を入れ、糸を引き出すと3つのループが針にあります。
- 糸をかけて2つのループを引き抜き、この動作をもう1回繰り返します。
帽子の編み始め
編み方を理解したところで、実際に帽子を編んでいきます。今回は、ベーシックな丸型の帽子を作成します。
ステップ1: 輪の作成
まず、鎖編みを使って帽子の基礎となる輪を作ります。
- 鎖編みを作り、5目程度の輪を作ります。
- その輪を引き締めて、仕上げにしていきます。
ステップ2: 増し目をして丸く編む
次に増し目をしていき、帽子の形を丸くしていきます。
- 輪の中に細編みを6回編みます。
- 2段目からは、すべての目に対して2目ずつ細編みを編み込み、12目になります。
- 以後、2目おきに増し目を行い、3段目で18目、4段目で24目と数字を増やしていきます。
ステップ3: 高さを出す
帽子の直径が十分に大きくなったら、高さを出していきます。ここでは長編みを使用します。
- 増し目なしで、編みたい高さまでひたすら長編みを繰り返していきます。
- 目数リングを使用して、段の始まりを常にチェックしつつ、同じ目数で続けます。
最後の仕上げ
編み上がったら、帽子の形を整え、仕上げを行います。
- 最後の段を長編みで終えたら、余った糸を少し残してカットし、糸を引き抜きます。
- 残した糸は針を使って始めの編み地に通し、しっかりと固定します。
- 工夫として、ポンポンをつけたり、別の色の毛糸で縁取りするのもおしゃれです。
まとめ
かぎ針で編む帽子は、シンプルながらも自身の個性を表現できる楽しいプロジェクトです。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、編んでいくうちにコツが掴めてきます。あなただけのオリジナルの帽子を完成させる楽しさをぜひ味わってみてください。最終的には自分だけのスタイルにアレンジすることも可能です。次のお出かけに手作りの帽子をかぶってみてはいかがでしょうか。
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